波刃包丁

「波刃の包丁は必要ですか?」「どんな波刃がいいですか?」

ショートケーキなどを作る時、市販のスポンジを使わない場合スポンジを焼いてスライスする必要があるのでそのタイミングで聞かれます。

 家庭では長すぎない方が良いと思っています。

写真下の短い方で全長40㎝、柄の部分が13.5㎝、刃の部分が26.5㎝です。

この長さで6号(約18㎝)のスポンジまでスムーズにスライスする事が出来ます。

焼き上がったシュー生地をカットするのにも使いやすいです。

プロの現場でも使いやすいサイズだと感じていました。

この波刃包丁は少し特殊で波の中に更に細かい波があり良く切れて細かいくずも出にくくフランス人はトマトまでこれでカットしていました。柔らかい生地から硬めの生地まで切ることが出来ます。

 上の長い方はプロになって初めて買った道具です。製菓学校で使っていたのは長さが短くこのサイズを持っていないと「ミルフィーユ」の仕事をさせてもらえず先輩に教えてもらって買いました。35年以上使っています。

 1度良い買い物をすれば長く使えますので、長い目で考えると良い包丁を買う事をお勧めします。長く使うと道具に愛着も湧き、お菓子作りが更に楽しくなります。(数千円です)

 メーカーには幾つかお勧めはありますが、好みもあるので特定のメーカーは言えません。

 私がポイントだと思っているのは「あまりしならない、しっかりめの刃」が使いやすいと思っています。これもあくまで私の好みです。

それとパン切りナイフとは少し違いますので注意して下さい。(使えそうなのもあります)

刃が反っていない真っ直ぐであまり幅が細くない方が使いやすいと思います。(細身の波刃包丁をケーキナイフとしているのも知っていますが・・・「好み」とだけ言っておきます。)

 出来れば通販は避け、実物を見てから購入する事をお勧めします。

 ちなみに写真の波刃包丁は2本ともヨーロッパのメーカーです。

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